michael-angeの日記

鬱の闘病経験と得たもの、心の形について、気が向いたときに書きます。

自分に合った心療内科と坑うつ剤に出会うまでの苦労

初めはこれに苦労する。
発病して数年も経てば、精神の病気の知識も付くが最初は解らないことだらけである。
でも、医者に行って薬を飲めば治ると思う。

そんな甘いものではなかった。

最近の事情はわからんが、10年近く前の心療内科は金儲け主義の医者が多かった。
そうでなくても最新の精神医療の知識を勉強し続けている医者は少なかったことだろう。
膨大に増える薬の種類、多様化する精神疾患

私は、判断力が鈍っていたり人とのコミュニケーションに自信を無くしている状態で医者を探し(そもそも良い医院は新患を受け入れられないほど患者がいっぱい)
気分を安定させるにはどの薬をどの量飲めばよいかにたどり着くのに、1年かかった。

酷く落ち込んだり、あり得ないほど短気になってイライラしたり。
子供が2歳と0歳だったので、イライラをぶつけないよう耐えるのが1番辛かった。鉛のような体と思考で通院も一苦労。

薬を模索しているときは、本当の自分の性格が分からなくなり、全てが信じられなくなる。

「今見て考えていることは、感じていることは、本当に私の思考なのか?薬で操作されている薬のせいで出来た人格が考えていることじゃない?」

自分の感覚すら信じられなくなるのだから、医者に言ったって状態を正しく伝えられていたのかも怪しいものだ。

この1年は、病を良くしたのか悪化させたのか?今思い返すと悪化させたとしか思えない。

今の私なら、薬は飲まず、ストレスから逃げる。
(ストレスについて、そのうち書こう)
それが最短で立ち直る術である。
大切なものを失っても、治ることを選ぶ。

あんな地獄の日々を過ごし生きた屍になるより、早く立ち直りやり直す方が、人生の損失は小さくてすむから。

私は、死にたくない。