michael-angeの日記

鬱の闘病経験と得たもの、心の形について、気が向いたときに書きます。

不眠症と夜叫症、これって幽体離脱?

発病してから1年経った頃には、不眠症が始まっていた。

暗くして静かに布団で過ごしていても、全く寝れない。目が冴えている。
そもそも、自分の動悸が激しくて苦しいし足は痺れてるし。
以前はどうやって寝ていたんだっけ?
こんなことをよく思っていた。
寝れたとしても、とても些細な音で目が覚めてしまう。熟睡している時間はあるのか謎だ。

薬事法で処方できる睡眠薬の2倍の量を飲んで、1日の睡眠が03~5時間。

寝れないなら時間を有効活用....落ちた体力と気力では何もできんw
しかし、時間は残酷なほどたくさんある。
頭で考えなくていい単純な携帯ゲームをしたり、物事を理解するのに苦労するので、好きなアニメを何度もひたすら視る。

そのうち、寝付けても必ず悪夢を視るようになる。
親族がみんな出てきて子供たちと共に私のことを責め立てる。
そうかと思うと、目やら鼻・口から血を流しだし苦しみもがく。
私は、はじめのうちはしゃべれるのだが、直ぐに声がでなくなり、どんなに叫んでも意思は伝わらず。

私の夢のすごいところは、全てがリアルと変わらないのだ。
触覚・味覚・痛覚・嗅覚・色彩(視覚)
悲鳴あげながら泣いて起きたことが何度あったか。
心が打ちのめされ衰弱が進む。

空を飛ぶ夢もたくさん見た。
見える光景が住んでる町そのものだった。
(伯母いわく、脳みそが水分で溺れてると、飛ぶ夢をよく見るとか。内臓が浮遊してる感覚とかリアルで、ガチ幽体離脱だったのでは?w)

驚いたのは、夢で声が出ない分、現実の私はしゃべりまくっているらしいwwそれが夜叫症という。

この頃には衰弱が進み、電化製品の電磁波すら頭に響きがんがん痛むため、冷蔵庫の電源を切った。

寝床は癒しの場所ではない。孤独と恐怖の場所。
ただ、寝床にいることしかできなかった。

お医者さんが気づいて、薬を出してくれるようになってから、睡眠の質が向上。
安定して5時間くらい寝れるようになり少し楽になった。